バレエのジュテ|美しく伸びるジュテをかなえる、丁寧な足の使い方【用語と動きの解説 #3】

「ジュテ」は脚を放つように出すバレエの基本ステップ。動きに軽やかさや勢いを加える重要なテクニックです。
正しく身につけることで、脚のコントロール力や動きのキレがぐんと上がります。
今回は、大人バレエ初心者さんにもわかりやすく、「バットマン・ジュテ」のやり方・コツ・よくある悩みの対処法までを丁寧に解説します🕊️
目次
- ジュテってどんな動き?
- タンデュとの違いは?
- ジュテで育つ身体感覚と技術力
- ジュテの正しいやり方と4つのポイント
- 初心者さんにおすすめ|ジュテのための練習方法
- よくある質問Q&A
- まとめ|軽やかで美しいジュテを目指して
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ジュテってどんな動き?
「バットマン・ジュテ(battement jeté)」の「ジュテ」は、フランス語で“投げる・放つ”という意味。バレエでは、脚をまっすぐに伸ばして床から軽く離す動きです。
ジャンプのように大きく跳ぶわけではなく、脚を瞬間的に“シュッ”と出して、すぐ戻すのが特徴です。タンデュで床をこすって差し出した脚を、さらに床から押し出すようにして、空中に少し放つようにします。
見た目はシンプルですが、床を押す力、引き上げ、足先のコントロールなど、バレエの基礎がしっかり身についていないと難しい動きです。
タンデュとの違いは?
どちらも足を前・横・後ろへ出す動きですが、以下のような違いがあります。
- タンデュ:ゆっくり伸ばす・戻す
- ジュテ:打つように素早く出す・戻す
ジュテでは、床との「反発」を感じながらポンと足を弾くように出すのが特徴です。
ジュテで育つ身体感覚と技術力
バットマン・ジュテは、ただ脚を速く動かすだけの動作ではありません。正しく行うためには、以下のような複数の要素が必要になります。
- 軸足の安定感
- 骨盤の水平キープ
- 外旋(アンドゥオール)された股関節の使い方
- 脚を伸ばすための筋力と柔軟性
- 足首・つま先のコントロール
こうした感覚を一つひとつ育てていくことで、動きのクオリティが上がり、より美しいラインや軽やかな動きへとつながっていきます。
ジュテの正しいやり方と4つのポイント
ジュテは、脚を「伸ばして終わり」ではなく、そこに至るまでの準備や使い方がとても大切です。
ここでは、ジュテをより美しく、正しく行うための4つのポイントをわかりやすくご紹介します。
① 床を押してから、足を離す
ジュテの動きは、タンデュと同じように、かかとから足を出し、つま先が最大限に伸びた状態から床を押して“ふっ”と浮かせるようにします。
ポイントは、床を雑に蹴るのではなく、押して伸ばすということ。
力任せに跳ね上げると、脚がバタバタと乱れてしまいます。
② 動かす脚はまっすぐ、ひざを伸ばして
ジュテの脚は、ひざを完全に伸ばし切った状態で出します。
曲がったまま上げると、動きが重く、ラインも崩れてしまいます。
③ 出す高さは45度が目安
脚を高く上げる必要はなく、床から45度ほど浮かせるのが基本。
大人初心者さんは、30度くらいからスタートして、慣れてきたら高さを出していきましょう。
④ 足首やつま先を伸ばしきる
ジュテは足先までの美しさが命。タンデュ同様、足首・足の甲・指先までしっかり伸ばし切りましょう。
つま先で空気をなぞるような感覚が理想です。
初心者さんにおすすめ|ジュテのための練習方法
ジュテがうまくいかないと感じる方も、大丈夫!
タンデュからつなげて感覚を育てる、家でもできる練習方法をご紹介します。
① タンデュの延長としてジュテをイメージ
まずは、タンデュの動きからスムーズにつなげる練習をします。
つま先が床をこする動きを丁寧に行い、そこから軽く床を押して、脚を少し浮かせる感覚を味わってみましょう。
② 1番ポジションで前・横・後ろを練習
5番ポジションよりも安定感がある1番ポジションから始めると、脚の動きや重心がわかりやすくなります。
前(ドゥヴァン)・横(ア・ラ・スゴンド)・後ろ(デリエール)の順に、それぞれのジュテを練習していきましょう。
③ 腰や上体がブレないように
ジュテでは、足を出すときに上体や骨盤が動かないようキープすることが大切です。
動かすのは脚だけ。引き上げと軸足の意識を忘れずに行いましょう。
よくある質問Q&A
- Q. 足が重く感じてしまいます…
A. 軸脚と体幹の引き上げができていないと、動きが下に沈んでしまいます。まずは軸をしっかり感じてみましょう。 - Q. 足を高く上げなければいけませんか?
A. 高さはあまり重要ではありません。まずは“シュッと出してパッと戻す”スピードと正確さを意識して。 - Q. 上半身が固まってしまいます
A. 肩に力が入りやすいと感じたら、腕を少し横に広げて、胸を開くように意識してみましょう。
ジュテは小さな動きの中に、たくさんの学びが詰まっています。焦らず、日々のレッスンで少しずつ感覚をつかんでいきましょう。
まとめ|軽やかで美しいジュテを目指して
ジュテは、床を押して“弾くように脚を出す”バレエの基本的な動き。
力を入れてがんばるのではなく、体幹からの引き上げと、テンポの良い切り替えで軽やかに見せることができます。
大人からバレエを始めた方でも、正しいやり方と感覚を意識すれば、動きはどんどん変わっていきますよ。
次回は「ロン・ド・ジャンブ」についてご紹介する予定です。
動きの流れや意識のポイントを、初心者さんにもわかりやすくお届けします🕊️
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【バレエ用語と動きの解説】シリーズ
バレエの基本動作を大人初心者さんにもわかりやすく解説しています。
一つひとつの動きを理解して、しっかり身につけていきましょう。
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